当社ご祭神柿本人麿公は朝廷の命により石見国(現在の島根県)にご赴任される時がございました。
当時は西国の果てが明石と言われていた時代で、御祭神は石見に行かれる途次、明石を通りかかった際に
「留火の 明石大門に 入る日にか
漕ぎ別れなむ 家のあたり見ず」
(ともしびの あかしおおとに いるひにか
こぎわかれなむ いえのあたりみず)
と奈良の都を離れる悲しみの和歌をお詠みになられ、また、石見での任を無事終え、都に帰られる際にも
「天離る 夷の長通ゆ 恋ひ来れば
明石の門より 大和島見ゆ」
(あまざかる ひなのながちゆ こひくれば
あかしのとより やまとしまみゆ)
と都に近くなった喜びの和歌を明石でお詠みになられました。
交通の整っていない時代に、ご祭神に何の災もなく
無事に都へお帰りになられたご神徳により、自動車の交通安全祈願に多くの方がお見えになられます。
12月から9月までのご祈願につきましては、ご予約制とさせていただきます。
お手数をおかけいたしますが、お電話、またはメールにてお問い合わせいただきますようよろしくお願いいたします。
柿本神社 〒673-0877 明石市人丸町1-26 tel.078-911-3930 fax.078-911-3954
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